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葉桜と魔笛

  • ookoo-ro
  • 4月8日
  • 読了時間: 1分

更新日:4月9日

葉桜のころになると、太宰治の短編小説「葉桜と魔笛」を思い出す 。

高校2年の現代文の教科書に掲載されていた。

太宰治というと「走れメロス」や「人間失格」が有名だが、なんとなく太宰治は好きになれず、それまで作品をまともに読んだことはなかったが、教科書で教材とされていたため、興味は全くなかったが、仕方なく読んだ。

しかし、読んでみると、20歳の姉の独白という形式で、病弱で18歳で早世した妹との間の出来事を回想する内容で、いっきに読み終えると、瑞々しい、儚い、切ない気持ちになり、物語終盤のどんでん返しの見事さと相まって「葉桜と魔笛」という題名は小説の印象にピッタリで、「こんな題名を思い付く太宰治という人はやはり凄いんだ。」と妙に納得した。

ネットで、題名を検索すると、なんと全文が掲載されていた。

小説を読みたくなったら、本を買わなくても読めるとは、便利な世の中だ。


 
 

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