石破降ろし
- ookoo-ro
- 7月30日
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更新日:8月7日
参院選は自民党の大敗で終わった。
それを受けて自民党の議員らの中に石破降ろしを求める動きが強まっている。
確かに、最高責任者である党首が敗戦の責任を取って辞めるのが筋という考えにも一理ある。
しかし、それで十分なのだろうか。有権者の半数が自民党を支持しなかったのは、石破首相に対する不信感というよりも、自民党という政党組織に対する不信感ではないだろうか。
裏金問題や政務活動費の領収書開示問題をうやむやにしたまま時間を稼いでいれば、国民の怒りはいずれ収まる「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とタカをくくっているという国民をバカにした心根を国民は感じ取ったのではないか。
首相に全責任を押し付け、首相が辞めれば、それで「自民党がけじめを取った」とか、「 自民党が生まれ変わった」と国民が思い、再び信任してくれると思っている議員がいるとすればおめでたい限りだ。
自民党から離れた有権者が自民党のどこに不信感を持っているのか、失われた信頼を回復するために何をすべきなのか、そこが分析できるか否かに党の命運がかかっていると思う。



