top of page
検索

刑の重さの感覚について

  • ookoo-ro
  • 2024年10月26日
  • 読了時間: 1分

例えば、殺人事件の犯人に対して、裁判所が懲役15年の実刑判決を下したというニュースを見て、刑罰が重いと感じる人もいれば、軽いと感じる人もいるだろうが、私は軽過ぎると感じる部類の人間だ。

刑法には、人を殺した者は、死刑か、無期懲役か、5年以上の有期懲役に処する、と書かれているから、法律上は死刑判決も出せることになっているが、実際の量刑相場からは、被害者が1人のケースで死刑判決が出ることは稀だ。

しかし、被害者が一人ならほぼ死刑判決を出さない、という裁判官の感覚は、一般人に受け入れられるのだろうか。

私は、弁護士になる前の受験生の頃も、弁護士として20年以上仕事をしてきた今も、その感覚は受け入れられないままだ。

どうしても、命を奪われた被害者の方に自分の身を置いて考えてしまう。

私は、犯人が何年服役しようと、どれだけ後悔して反省しようと、命を奪われた身からすれば、知ったことではない、人の命を奪った人間は、その命をもってしか償えないと思う。

死刑廃止運動に携わっておられる方々からすれば、私は弁護士として失格なのだろう。

しかし、どうしてもその感覚は捨てられない。



 
 

最新記事

すべて表示
WBCが見られない

先日、侍JAPANのWBC壮行試合が行われた。 宮崎市では数週間前まで侍JAPANの合宿が行われ、私も宮崎市のスタジアムでソフトバンクホークスとの練習試合を観戦し、大リーグ組も出場する壮行試合を心待ちにしていた。 ところが、先日の壮行試合は宮崎市の民放テレビでは放送されなかったため、LIVEで観戦することはできなかった。 宮崎には民放が2局しか存在しないため、このような

 
 
選挙結果を待つ選挙事務所の風景

先ほどから 衆院選の開票速報をテレビで見ている。 選挙事務所では、支援者たちが固唾を飲んで、開票状況を見守っている。 その風景を見て、毎回、不思議に感じることがある。 それは、支援者が集まっている会場に、立候補した当の本人がいないことだ。本人は、選挙結果が判明してから、選挙事務所に顔を出すのが通例だ。 おそらく本人は、テレビカメラの入っていない別室で、側近たちとテ

 
 
山上徹也被告人の無期懲役判決について

安倍元首相を射殺した山上被告人に対して、先日、奈良地裁の裁判員裁判で、無期懲役判決が下された。 刑法199条は、人を殺した者は、死刑、無期、または5年以上の有期懲役刑に処すると定めているから、裁判所は、死刑よりも軽いが、有期懲役刑よりは重い刑を選択したことになる。 群衆の中で殺傷能力の高い銃を発砲する行為自体、他にも複数の被害者を出す恐れのある危険性の高い行為というのが、無期懲役

 
 
bottom of page