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兵庫県知事問題

本日、兵庫県知事に不信任決議案が提出されたとの報道があった。

知事には、不信任決議案が提出される前に自ら職を辞するという選択肢もあったが、これまでの知事の強気の対応を見る限り、辞職はせず、県議会を解散する選択をするのだろう。

知事が県議会を解散すれば、県議会議員選挙が行われ、選挙で当選した議員らから構成される県議会が誕生する。

その県議会が、再度不信任決議をすれば、法律上、知事は失職を免れない。

私なら、失職することはもとより、不信任決議案が提出されることも不名誉なので、さっさと辞職しているだろう。

県知事や議員などの政治家が責任を取る場合の「責任」には、2種類ある。1つは、「法的責任」で、もう1つは「政治的責任」。県知事は、「自分は法に触れるようなことはしていないから、辞める理由はない。」と考えているのかもしれないが、それは法的責任はないということだけで、政治的責任もないのかどうかは別問題だ。

少なくとも、県庁で長年県のために尽くしていた幹部職員が県知事の行状について公益通報し、その後の県の調査の過程で、自ら命を絶ったという事実があり、それに関わった副知事も辞職し、兵庫県政が渋滞している状況を招いたことについて、政治的責任は免れないと思う。

ご本人は、「県政を前に進める」というお考えのようだが、ご本人が知事の座にとどまっている限り、県政は渋滞し続けるという逆効果を招くだけだろう。

一旦は、潔く辞職して、再度、知事選に立候補して、選挙民の判断を仰ぐのが良いと考える。


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