佐賀県金立町の追突事故
- ookoo-ro
- 5月5日
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昨日(令和7年5月4日)夕刻、有田陶器市からの帰途、長崎自動車道の金立SA手前で、交通事故渋滞に巻き込まれた。
金立SAまで数キロメートルという辺りで、渋滞が始まり、事故現場到達まで1時間ほど要した。
現場は、片側2車線の追越車線に、フロントガラスにクモの巣状に大きくヒビが入った観光バス、前部と後部が破損した乗用車と後部だけ破損した乗用車の計3台が停車していた。
報道によれば、観光バスが追越車線走行中に、前方で渋滞停車中の乗用車に追突し、追突された乗用車がさらにその前方で停車中の乗用車に玉突き衝突した事故とのことであった。
観光バスの運転席の視点は高いから前方の見通しは良いであろうし、当日はゴールデンウィーク中で自然渋滞も所々で発生していたから、バス運転席は、前方の道路状況に普段以上に注意を払っていたはずで、どうして追突したのか不思議である。
玉突き事故の場合、通常は真ん中の車のドライバーには過失がない(渋滞の列に並んで停車していただけで、落ち度がない)ので賠償責任はなく、追突事故を起こしたバス運転手とその雇主であるバス会社に賠償責任があるが、実際には、バス会社がバスに任意保険を掛けているから、損保会社が被害者に対して賠償金を支払って解決する。
従って、被害者が損害賠償金の支払いを受けられないという事態は生じないが、被害者にとって、損保会社が提示する示談金の金額が適正かどうかは重大な関心事である 。
会社は営利を目的とする組織だから、利益を多く出し、損失を 少なくするように動く。
損保会社も会社だから、やはり会社の損失を抑える、つまり被害者に提示する示談金の金額をできる限り少なくするように動く。
損保会社から示談金の提示を受けたら、その金額が適正なのかどうか、弁護士に相談することをお勧めする。