令和6年4月18日、医師ら63人がGoogleに対して144万9000円の損害賠償請求の裁判を起こしたとの報道がありました。
医師らの主張としては、グーグルマップ上で表示される病院のクチコミに、うその内容の投稿がされたり、情報が改ざんされたりしたことで損害を受けた、その状態を放置していたグーグルに対して損害賠償を請求するということらしいです。
本来、損害賠償を請求すべき相手は、サイトの提供者であるGoogleではなく、うその投稿をしたり、情報を改ざんした本人ですが、投稿者は匿名がほとんどであり、裁判を起こすために必要な氏名、住所等の情報の取得に多額の費用がかかることから、サイトの提供者であるGoogleの責任を追及する裁判を起こした形です。
Googleに医師らに対して損害賠償を支払えという判決が出る可能性は低いと個人的には思いますが、原告団としては、全国ニュースに取り上げられたことだけで、目的の半分は達成したのでしょう。
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