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ギャンブル依存症について

  • ookoo-ro
  • 2024年8月5日
  • 読了時間: 2分

 大リーグの大谷翔平選手の通訳が大谷選手の口座から大金を引出し、ギャンブルに浪費していた事件があったが、その際、テレビコメンテイターが「ギャンブル依存症」という言葉を良く口にしていた。

 調べてみると、依存症には、ギャンブル以外にも「薬物依存症」、「アルコール依存症」など、依存する対象によって、いろいろな種類があるが、自分に不利益・有害な結果が生じていて、「止めた方がいい。」と頭では分かっていても、強烈な渇望(欲求)に負けて、自分をコントロールできずに、ある行為を続けてしまう病的状態等という解説があった。

 さらに、他の解説には、依存症は「病的状態」を通り越して「病気」であり本人の意思だけでは治らず、診察や治療が必要というものもあった。

 しかし、自分に不利益・有害な結果が生じていて、「止めた方がいい。」と頭では分かっていても、強烈な渇望に負けて自分をコントロールできず、続けてしまうという経験は、多くの人にあるのではなかろうか。

 先ほどの解説記事の定義に照らせば、かく言う私は、間違いなく「将棋依存症」である。

 寝る前に床に入ると、枕元のタブレット端末で、オンラインの将棋ゲームを始める。オンライン上で、同時刻に対戦(対局)相手を探している世界中の不特定多数の人の中から、コンピューターが選んだ人と対局する。大体持ち時間は、先手後手それぞれ10分位なので、都合20分もあれば、一局終わるのだが、負けると、とにかく悔しい。

 特に、自分が優勢だったのに終盤で逆転されたり、自分が優勢だったのに持ち時間を使い果たして反則負けすると、特に悔しい。最初は、「明日は忙しいから、今夜は一局だけにしよう。」と心に決めて始めたはずなのに、翌日寝不足となることが分かっていても、対局を続けてしまう。先月、コロナに感染して寝込む前は、ほぼ連日、午前4時、5時までやり続けていた。

 こんな自分の状態は、みっともなく、情けないことだと承知しているが、本当に「止めたくても止められない」という状態は実際にある。依存症の対象が、「ギャンブル」でなくて、「将棋」だったことがせめてもの救いだろうか。


 

 
 

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